2020年

2020/6/19 日本の緊急事態宣言が解除された時点の台湾

前回日記を書いた時は、これから日本がアメリカのような事態になってしまうのではないか?という心配をしていましたが、約2か月経った今、アメリカほどの犠牲者を出さずに、そして、当初の想像以上に早い段階で少しずつ日常が取り戻せられているようですね。自粛要請だけでここまでの被害で済んでいる日本に対して、海外から不思議だと言われているようですが、何はともあれ良かったと思います。
 
台湾の状況も2か月前よりもよくなっており、感染者数がゼロという日は連続60日間以上も続いています。
4月初旬の4連休の時は「旅行=悪」みたいな感じで報道されましたが、現在は全く問題なく旅行ができます。海外旅行ができないため、皆国内旅行に殺到し、連休ともなると、各観光地のホテルの予約はかなり難しい状況です。
ただ、外国人出張者や旅行者が宿泊する台北市内のホテルは苦戦が続いており、五つ星ホテルのマンダリンオリエンタルホテルなどでは、かなり多くの従業員を解雇し、僕の知人もその一人だったようです。
  
僕自身は、6月初めの金曜日にお休みをいただき、台南と高雄へ2泊3日の小旅行に行ってきました。
台南は約一年半ぶりでしたが、今回は一人の時間があったので、ぶらぶら歩き色々な発見がありました。

台北から台南までは長距離バスを使ったのですが、電線を見た瞬間、5月に話題になった台湾新幹線を描いたドラマ「路」を思い出しました。
ユキが言ってましたね。「小さな頃、電線を見て、これが都会に通じてるんだな、と都会にあこがれを感じていた」ようなことを。
台南は至る所で美味しい物を食べることができます。今年は日本には帰れなさそうだし、頻繁に台湾国内旅行をして、台湾グルメを堪能しようと心に決めました。
  
土曜日は、(当時の)市長・韓國瑜氏のリコール選挙投開票がなされている高雄へ向かいましたメディアの友人や高雄市民で投票権のある友人が高雄に来ていたので、皆で合流しました。57万票獲得すればリコール成立でしたが、ふたを開けてみると94万票獲得、無事リコールが成立しました。
台湾で政治的な話をするのは少しタブーですが、友人らと投開票速報を見れる場所に行き、史上初の市長リコール選挙の雰囲気を味わってきました。1月11日の総統選に匹敵する盛り上がりでした!

改めて、こんなことを言ったらまずいかもしれないのですけど、、、、、僕からしたら、どこから見ても悪そうな人間なのに、この方が市長に選ばれ、そして、総統選にまで参戦し、、、危うく総統になってしまっていたら、今頃台湾はどんなカオスになっていたのでしょうか。。。。怖すぎます。
 
日曜日は、投票のために車で高雄に戻ってきていた友人が新竹まで一緒に乗っていくかと言ってくれたので、車で北へ向かいました。以前から興味があったものの、交通の便が悪く、行くことができなかった「麻豆代天府」に寄ってもらい、数年来の念願が叶いました。日本のガイドブックや台湾特集の雑誌ではよく取り上げられますが、台湾人は知らない人が多いこの廟、やはり面白かったです。(一度行けば十分なので、もう行きません。笑)

「BRUTUS」の101の台湾でやるべきこと特集の中でも、101個目で紹介されていました。
  
そして、友達が寄りたいと言っていたフラワーマーケットをぶらぶらしていたところ、それがテレビのニュースに映っていたようで、友達から連絡がありました。よくもまぁ、こんな小さな自分を見つけたな!と仰天。
見つかりましたか?
 
さて、来週末(6月末)は端午節の連休です。本来は行ったことのない台東へ行こうと飛行機を予約したものの、いざホテルや有名なレストランを予約しようとしたところ、全く予約が取れず、今回は断念し、行き先を宜蘭一泊、花蓮二泊旅行に変更しました。台東ほどではないとしても、この二つの観光地も多くの人でごった返してることと思いますが、今から楽しみです!

台東への旅行は、事前のアレンジが必要なので、次回の連休に向けて準備を始めます。