2019年

2019/9/21 咄嗟の挨拶

皆さんは、咄嗟の挨拶って、お得意ですか?
自分は大の苦手です。
 
弊社のクライアントさんの一社が、ほぼ毎年、事業年度の初めにパートナー企業(弊社を含めた三社)を呼び、昨年度の報告と新年度の目標等を説明する会を開きます。
昨年の懇親会では、各企業の代表からの挨拶という流れになり、仲良くさせていただいてる進行役(台湾駐在員のKさん)にこっそり「自分は結構ですから」と言って、三社のうちの二社の代表だけが挨拶をするという若干不思議なエンディングとなりました。
翌日、スタッフのなっちゃんから「どうして他の会社の社長が挨拶してるのに、ラオバンはしなかったんですか!?」と言われました。
 
今年もまたその時期がやってきました。「流石に今年は逃げられない!」と思い、説明会開催のお知らせがあった時から、コソ練を始めました。
まずは原稿作りから始め(原稿と言っても、本当に1〜2分の挨拶なので、数行程度なのですが・・・)、それを、アナウンサー経験があり、衆院選にも出馬したことのある友人にチェックをしてもらい、手直しまでしてもらいました。軽い手直しだったのですが、さすがプロです。ところどころ、しっかりポイントをが押さえられています。
 
それからは、毎日自宅で一人スピーチ。
説明会の三日前の朝、 KさんからLINEが入りました。
クライアントさんに変な気を遣わせてしまって、申し訳ないです。
 
それからの三日間は、会社の皆を巻き込んだリハーサルスピーチ。
一人では何度も練習したのに、会社の仲間の前でも緊張するんですね。><
何回かやると慣れてきて、今度は、臨場感を出すために、スタッフのアンディーが司会進行役として「それでは、これよりご参加いただいているパートナー企業さんの代表から一言お願いします。それでは、太郎顧問の二村先生」と言ってマイクを渡すふりをしてくれました。
またまた緊張がこみ上げてきました!
これを何度も何度も繰り返しました。
 
本番前日の夕方、マイクを持たない手が全く動かないのはおかしいというアンディーからの指摘があり、帰宅後YouTubeの小泉進次郎のスピーチを研究して、途中でマイクを持つ手を変えてみたり、手を動かしてみたり、色々トライをしてみました。この指摘は効果があり、密かに「これはいけるぞ!」という自信が漲ってきました。

こんな感じになる予定でした。
 
当日は朝と出発前に二度のリハーサルを行い、「これだけ準備をしたのだから、大丈夫だ!頭が真っ白になっても、声が震えても、まぁいいか!」という気持ちで、覚悟を決め、緊張することなく会場に向かいました。
説明会が始まった頃、予期せぬ問題が発生しました。
司会進行役のKさんがマイクを使っていません。その後もマイクを使う人は誰一人いませんでした。
途中、Kさんが「後ろの方聞こえますか?ここにマイクがあるのに、なぜ使わないと思うかもしれませんが、実はこのマイク、、、、すごく臭いんです!」(会場大爆笑)
マイクが緊張を隠せる最強アイテムだと信じていた僕は苦笑い。
 
すごく臭くてもいいからマイクを持つか、ペットボトルをマイク代わりにするか、、、
迷いましたが、そこで笑いを取ってハードルを上げても、その後が大変なだけなので、マイクを持たずにお話をすることにしました。
 
クライアントさんはフレンドリーな社風、説明会はフランクな感じなのに、自分一人が事前の準備を重ね、シリアスな挨拶となってしまいました。
帰りのタクシーでアンディーは言ってくれました。
「素晴らしかったですよ。他の二社の代表とは異なる路線で、ラオバンの良さがしっかり伝わったと思います!」と。
アンディー、ありがとう!涙
 
そして、後日、Kさんを含め、クライアントサイドから「格好良かったです」とか「決まってました!」とか、そんな言葉をいただきました。もちろん緊張していたので、他の二社の代表のように堂々とは話せなかったのですが、皆さん、そう言って力づけてくれるんです。嬉しい限りです。
 
このビッグイベントが終わった後も、引き続き、YouTubeやAudioBookで「緊張しないで三分間スピーチができる方法」とか、そのようなテーマの番組や本を見ています。
これまで咄嗟の挨拶がありそうな飲み会は遠ざけていたのですが、やはり場数を踏むことが大切ですね。
今後は咄嗟の挨拶がありそうな飲み会を探して、積極的に練習の場を作っていきたいと思います。

(どなたかこれは使えるという上がり解消方法があれば、教えてください!:))

【過去のスピーチ履歴】