2019年

2019/8/26 ご旅行は計画的に~サイゴン~

8月中旬のある金曜日、急に翌日からの週末2日間の予定が白紙になりました。
週末がまるまる空くことは滅多にないので、これはある意味貴重な2日間です。
仲良しのP社のM小姐が半年前サイゴンに異動になってからずっと遊びに行きたいと思っていたので、M小姐の都合を確認したところ、特に大きな予定もないとのことだったので、即、翌日のホテルと飛行機の予約をとりました。
 
僕自身、若い頃は海外旅行が好きで、一か月ヨーロッパバックパック旅行に行ったり、活動的に動いてましたが、年を重ねるにつれ、準備や移動時間などを考えると、東京に帰省することですら面倒に思うようになってきてしまいました。
ただ、「こんなんではいけない!」と、今回は昔の行動力を取り戻すために思い切ってみました。
こうして急遽決まったサイゴン旅行ですが、ネタ盛りだくさんの旅行となりました。


母の一番上の兄(現在86歳)が昔サイゴンに駐在をしており、小さな頃からサイゴンという地名は聞いていましたが、初めての訪問です。くねくねしたサイゴン川が特徴です。上空から見えるカラフルな建物も印象的でした。
  
①初めての訪問地だったので、AGODAでホテルを予約した際にタクシーの送迎も頼んでおきました。
こんなのは久しぶりでした。
 
タクシーの運転手は感じの良い子で、あまり通じ合っていませんでしたが、英語で話をしながら市内に向かいました。
ホテルに近づくにつれて、彼はベトナム語で携帯に話しかけて、その後僕に向ける動作を繰り返し始めました。
携帯から聞こえてくる翻訳された英語の内容は、
「I am not satisfied with Vietnum government.(ベトナム政権には満足していない)」
「We are too poor to go to school.(僕らはお金がなくて学校にすらいけない)」
それは明らかに目的のある訴えでした。
僕はだんだん嫌気がさしてきたのですが、ホテルの前に着くと、彼が「Tip me Please!Tip me Please!」と言ってくるので、手元にあった米ドル札1ドルを渡しました。すると、彼はその1ドル札を見て、鼻で笑い、「Oh, One Dollar!」と。
その後、車から降りてきて、しっかりスーツケースも取り出してくれて、笑顔で見送ってくれましたが、あの「Oh, One Dollar!」には笑ってしまいました。少なかったのか?多かったのか?
ちなみに、ベトナムはチップの習慣はないようで、友人から無駄にチップを払わない方が良いとアドバイスを受けました。
 
今回はLCCの旅だったので、ホテルは一応五つ星。神秘的なプールと評価の高さに惹かれ、Hotel Grand Saigonを選んだのですが、、、、




ここが案内された部屋の場所です。
一応窓があるけど(下の写真の左下)、窓の向こうは外ではなく、別の部屋です。全く意味のない窓とカーテン。
避難経路図を見ても番号が表示されていない部屋で、「違法増築か?」と疑い始め、普段穏やかな自分もさすがにブチ切れてフロントで
大激怒。周りの宿泊客にも聞こえるように、五つ星で窓がない部屋があるなんておかしいとアピールをしました
アゴダの口コミに書くことも伝え、面倒な客だと思ったホテル側はマネージャーを呼び、彼からは「今晩は満室のため部屋を移動することができないけれども、翌日部屋を替えます」と言われ、きりがないので、「わかりました」と引き下がりました。
次の日はサイゴン川が見える角部屋(スイートルーム?)に移り、やっと旅行気分を感じれらるようになりました。

左下の写真が意味のない窓付きの独房写真です。こんな部屋はもうお客さんに泊まらせない方がいいと思います。。。

怒らせたら怖い蠍座はこれでは終わりません。台湾に戻ってきてから、GOOGLE MAPとAGODAで早速、↓のような口コミを書きました。これ以上日本人の被害者を増やさないために。
「一応五つ星という事で、期待していましたが、通された部屋は窓のない、まるで独房のような部屋でした。部屋番号は他の同じフロアの番号と若干異なり、避難経路図を見ると、そこには自分の部屋番号は表示されていませんでした。あまりのひどさにフロントで抗議をしましたが、その日は部屋が満室とのことで移動はできず、翌日、景色の素晴らしい角部屋に移動させてもらいました。二日目の部屋は素晴らしかったですが、一日目の部屋はありえません。日本人を甘く見てるという感想と、そういう部屋に通されるリスクがあるホテルだと思いました。」と。
これに対して、すぐに返信がありました。
お詫びとともに、僕が予約をした部屋は Deluxe room categoryだったので仕方がなかったとのこと、無料で格上の部屋に移動させてあげたというような内容でした。
Deluxe room categoryとはいえ、AGODAには窓がないという説明もなかったし、窓がない部屋の写真もなかったわけで、誰も五つ星のホテルであんな部屋に泊まらされるとは予想もしていないはずです。過去の口コミを見ていたら、同じような部屋に泊まらされた日本人の口コミがあり、ホテル側からは「今後このようなクレームがないようにします」という返信がされていましたが、結局同じことを繰り返してるんですね。日本人はおとなしく何も言わないだろうと思い、ホテル側は、そういう部屋を日本人に割り当ててるのだろうと思いました。
なので、皆さん、クレーマーになる必要はないですが、主張すべきことはしっかりしましょう!
 
③今回は、
久しぶりにLCCを利用しました。
帰国前日にベトナム雑貨屋さんでお洒落なミニバターナイフを購入、何も考えず手荷物のスーツケースに入れて空港に向かいました。
チェックイン時、荷物は規定より1キロオーバーの8キロ、行きと同様、特に何も言われず進ませてくれました。
サイゴンの空港はかなり混んでいて、チェックイン・税関・荷物検査の箇所でかなり行列を作っており、かなり焦っていたところで、荷物検査でバターナイフがひっかり、没収されました。全く鋭利な刃物とは言えないのですが、これは仕方ないと思い、最後に思い出の写真を撮って、お別れをしました。
その後、搭乗ゲートに着いた時、まさかの二度目の荷物重量チェック。
な、なんと、重量オーバーということで、1,500元(JPY 5,000)の支払いとスーツケースを預け荷物にするように指示が。。。><
そもそも初めから預け荷物であれば、バターナイフが没収されることもなかったし、、、ダブルパンチです。
近くには同様に重量オーバーを指摘され、「私は絶対に支払わない!」とぷんぷんに怒っているおばさんもいましたが、出発まであと10分とかで、飛行機が飛んでしまったら元も子もないので、文句も言わずにクレジットカードを渡しました。
チェックイン時に問題がなかったのにどうしてあの時点で重量オーバーを指摘されるのか??とか、色々言いたいことはあったのですが…

機内で判明したのですが、重量オーバーはスニーカーをスーツケースに入れ、ビーチサンダルで搭乗したことが原因の一つだと。
時すでに遅し。次回LCCに乗る時は重いものを身に着ける等、今回学んだことを生かし、何が何でも「超過料金なし!」を目指して、帰ってきたいと思います。

こんなトラブルだらけの旅でしたが、美味しいベトナム料理をたくさん食べ、半年ぶりに再開したM小姐ともベトナムの話を聞かせてもらったり、それなりに楽しいサイゴン旅行になりました。

シェラトンのルーフトップバーサイゴン川沿いのお洒落レストランはとてもお勧めです!