2018年

2018/7/7 職場のコミュニケーションの悩み

僕の仕事上の悩みの一つに、弊社の看板娘でムードメーカー・夏子(なっちゃん)のことがあります。
 
彼女は先の先を読み、また、お節介で面倒見がよく、おもてなし精神の塊のような人間です。
僕はいろいろなところで彼女への感謝を口にしています。「なっちゃんがいなかったら、太郎会社はとっくに潰れているよ」と。それくらい、彼女は細かいところまで気づき、そして、僕に色々なことを気づかせてくれるのです。
 
「じゃ、何が悩みなの?」という感じですが、彼女は生粋の台湾人、思ったことをすぐ口にする性格。彼女の脳と口の間には何のフィルターもないようで、パソコンの画面を見ながら、突然、思ったことをぼそぼそ言い始めます。
①いきなり話し始めるので、まず、誰に話をしてるのかがわからない。
②いきなり具体的な話になるので、何の話をしたいのかわからない。
そこで、僕は何度も「らおばん(上司)に報告があるなら、「らおばん」と声をかけるなり、「らおばん、今大丈夫ですか?」と聞いてくれ」「どこのクライアントさんの話なのかを言ってくれないと、こちらもすぐ理解できないので、まずはクライアントさんの会社名を言ってくれ」とお願いしています。
(そして、僕がなっちゃんに用事があり、「なっちゃん!」と声をかけると、仕事に集中しているなっちゃんはしかめっ面で僕の方を向きます。びくつくらおばん・・・)
 
彼女が入社してもうすぐ3年、少しずつ改善の兆しが見えてきましたが、言い続けないと、またすぐに元に戻ってしまいます。習慣を直すのは大変だな・・・と痛感するわけです。
 
もう一つの問題は、彼女の声が小さいのと、僕自身も空耳アワー的なことがよくあり、耳は普通の人より遠いという認識があるのですが、なっちゃんに向かって、何度も「何?」「何って言った?」と聞き返してるのです。
 
先日、たまたま見ていた雑誌BRUTUSの台湾特集を見ていたら、こんな記事がありました。

 
これを見て、以前僕がなっちゃんに「何?」と聞き返した時に言われた言葉を思い出しました。
「らおばん、耳掃除してますか?」
  
そして、早速行ってみました!なっちゃんとのコミュニケーションをより良くするために!

約15分間、じっくり耳を掃除してもらいました。
 
大きな耳垢が取れる度に、先生が驚いて「こんなのが取れたよ!」(パフォーマンス?)と見せてくれます。その数、5~6回。最後に今回取ってもらった耳垢の写真を撮らせてもらい、600元を支払ってその場を去りました。

イメージダウンを避けるために、耳垢にはモザイクをかけさせていただきました。
(参考までに言うと、ポテトチップスの残骸みたいな感じです。)
 
耳鼻科でちょこちょこっと耳垢を取ってもらうことはありますが、こんなにじっくりやってもらうのは何十年ぶりでしょう。子供の頃、膝枕でお母さんに耳かきをしてもらったことを思い出しました。この先生の膝に頭を乗せたわけではありませんが・・・
 
耳掃除の効果がわかるのは、週明けの月曜日。なっちゃんの声がクリアに聞こえることを祈るばかりです。

耳腔清理專家(耳掃除エキスパート)
台北市康定路47號1樓(西門駅より約10分)