2015年

2015/11/21 遂に実現!台湾全国ネットテレビデビュー

先日、台湾の人気クイズ番組「今晚誰當家知識王(今晩、誰が知識王に!?)」に出演しました。


テレビ局「年代」で看板ニュースキャスターをしている友人から、「うちの局のクイズ番組で台湾在住外国人が競い合う番組があるからでない?」と連絡がありました。これまで何度かテレビ出演の話はあったのですが、どれも実現することはありませんでした。照れ屋でありながら、目立つことが大好きな僕は、仕事の繁忙期も終えたところだったので、軽い気持ちで受けてしまったわけです。

収録前日は、愛媛の地方局でニュースキャスターをしている日本人の友人が取材で台北に来ており、食事をする予定だったので、彼からいろいろなコツ・心得を教わりました。ちなみに、こちらは3年前に僕が彼の番組にでた映像です。こういう感じの一対一のインタビューは特に問題ないのですが・・・ 

収録当日はドレスコードであるスーツを着て、一人でタクシーに乗り、台北市内から少し離れたところにある内湖のスタジオへ向かいました。

スタジオ入り(← ちょっと業界人っぽく)は14:00です。
集合場所へ行き、スタッフのような人を見つけて、出演者である自分が到着したことを報告します。なんせ、どのスタッフも僕の容姿を知らないので、自分から名乗り出ないと気付いてもらえないわけです。後でメークをするので控室で待機をするように言われました。
今回は12名のトーナメント戦。4人の外国人が一組となり、三組毎に収録をします。一組目は午前中、二組目は正午から、そして、僕らの三組目は午後の収録でした。
控室には、収録を終えたばかりの外国人や僕と一緒に戦う三組目の外国人(ロシア人女性、イタリア人男性、カナダ人男性)が出演者同士、またはマネージャーのような付き人と談笑しています。一人で乗り込んだ僕は完全にアウェー状態です。汗
ほとんどが外タレ(外国人タレント)としてよくテレビに出ているような人たちで、彼らのテレビ慣れした感じ、そして、僕の想像をはるかに超える中国語のうまさに、若干圧倒されながら、三組目、いざ収録スタジオへ移動です。

スタッフからの説明を受けて、いよいよ収録開始。まずは、ロシア人女性とイタリア人男性が戦い、そのあと、僕とカナダ人の戦いです。ロシア人女性とイタリア人男性は以前からの知り合いのようで、和気あいあい、楽しそうに戦っています。驚いたのは、与えられる問題が相当高度なことです。日本語で聞かれても難しい問題を中国語で聞かれており、僕にはちんぷんかんぷんで、若干パニックです。汗

その時の僕の気持ちはこうです。
「ギャラはいらないから、いや、ギャラの分を罰金として払ってでもいいから帰らせてくれ!」 笑
それでも時間は進み、僕らの番に。。。。

まずは、司会者の謝震武(テレビの見ない僕も知っている有名人)から台湾に来た経緯などを聞かれる形で自己紹介です。台湾に住んでいる外国人であれば誰でもそうでしょうが、台湾が大好きなことをアピールしてきました。


相手のカナダ人は初めは緊張していたものの、どんどん緊張がほぐれてきてるのがわかりましたが、僕は全然緊張がとれません。最後の7問目に入るまで、僕はカナダ人に負けていたのですが、最後の7問目を2秒以内に正答できれば、僕が勝ち抜くことになります。


その時の僕の気持ちはこうです。
「もし正解でもしたら、また戦わなくてはいけない。何が何でも勝つわけにはいかない!」

負ける気十分だったものの、7問目が読まれた瞬間、「これはわかる!」。負けず嫌いの僕はなぜか戦闘モードになり、自分が正しいと思うボタンを即座に思い切り押してしまいました。僕と隣のカナダ人の回答は異なります。

その時の僕の気持ちはこうです。
「やばい!正解だ!勝ち抜いちゃう。。。><」

結果は幸いにも僕の回答が誤りで、僕はめでたく脱落したわけです。笑

もし興味がある方は、こちらを!(20分前後から僕の戦いがでてきます。)


昔から、大勢いるところで自分を目立たせることが苦手な僕にとって、14:00にスタジオ入りしてから収録を終えてスタジオを出る18:30までの4時間半、想像を絶する緊張とストレスでした。そして、帰りのタクシーの車内では蛻の殻状態でした。
かなり恥ずかしい姿をさらけ出してしまいましたが、台湾で中国語を使ってテレビに出演するという貴重な機会を与えてくれた友人に心から感謝をしています。
一生忘れられない思い出となりましたが、テレビは当分結構です。笑