2012年

大失態のゴルフコンペ(2012年12月16日)

11月16日〜17日は、初めての参加となるゴルフコンペ(数十年ほどの歴史のある「無名会(台湾)」)でした。
台湾山頭火の総経理・足立さんが幹事となって企画する、日本・香港・中国からベテランのゴルフプレーヤーが集まるコンペです。
足立さんの秘書・劉さんとともにゴルフ練習デビューを果たして半年未満、まだまだコンペに参加するほどの力はついていないのですが、のりで参加させられることになってしまったのです。><
 
僕の弱点は、ドライバーを打つと飛距離はかなり出るのですが、方向が定まらないという点でした。
そこで、足立さんのアドバイスでコンペの3日前からユーティリティーの練習を始めました。
ドライバーとは異なり、ボールも自分の目指す方向に飛んでいくことがわかり、コンペでのティーショットはユーティリティーを使うことに決めました。 
 
11月15日(木)
各国からの参加者が台湾入りをし、前夜祭が行われました。
初めてお会いする「無名会」の会長さんやその他の参加者、皆さんとてもいい人たちで安心しました。

コンペ一日目・11月16日(金)
ゴルフ場に向かうミニバスの中で、同じく初心者の劉さんはかなり緊張しているようでしたが、僕自身は練習の仕上げもうまくいっていたし、かなり余裕をかましていました。

スタート前に参加者全員で記念撮影)
 
この時点では、僕はまだ自信に満ち溢れた笑顔です。
 
いよいよ、「無名会(台湾)」のスタートです!
僕は、なぜか4組中の1組目になってしまい、みんなに注目される中でのティーショットとなりました。
 
まずは、大先輩のIさんのショットです。
青空に白球が舞う素晴らしいショットでした。 
「ナイスショット!」
参加者からの大きな声が響きわたります。
 
そして、二番手の僕の番です。
それまで大して緊張していなかったのですが、ボールをティーに置いた瞬間、急に緊張し始めました。
参加者は無言で僕が打つのを見守っています。
普段は、「左足はティーと平行に!」とかいろいろなことを考えながら打つのですが、そんな余裕はありません。
そして、とにかく振りました。
3日前から練習を始めたユーティリティーを。
「ごつっ」
変な音を残し、球は参加者の頭上を越えて、右斜め30度、飛距離30ヤード程度、受付のある建物に飛んでいきました。
「どんっ」
そして、屋根に落ちました。
参加者の皆さんは、僕が初心者である事は十分わかってくれていますが、予想外の一打に言葉を失っていました。
 
もう勘弁して欲しかったのですが、二打目も同じ場所からのスタートでした。
予備のボールをポケットに入れていなかったため、足立さんに怒鳴られ、猛ダッシュでゴルフカートに取りにいき、「気」を取り直して二打目です。
まったく、こんな状態で「気」なんて取り戻せませんが…
そして、びっくりすることに、二打目の球も同じ右斜め30度に飛んでいきました。(大汗+半分泣)
 
参加者の皆さんは、「どうしてこの人、コンペに参加しちゃったんだろう?」という唖然とした目で僕を見ています。
気になって、これまでいろいろ指導をしていただいた足立さんをちら見したところ、僕を睨みつけているかのように見えました。(ガーン)
 
結局、1ホール目は「適当に前の方に球を置いて進めなさい!」ということになり、カートに乗り、やっと二組目以降の参加者から離れることができました。(笑)
 
今回の失態の理由は以下の二点です。
①初めての正式なゴルフコンペ、かつ、一組目ということもあり、緊張とプレッシャーが大きかったこと 
②ユーティリティーの練習を始めたのはコンペの3日前だったため、技術が定着していなかったこと
 
その後4ホール目くらいから、ティーショットの際も慣れているアイアンを使い始めたところ、練習の時と同じような球が打てるようになりました。
18ホール目は、「最後にもう一度!」とユーティリティーを打ってみたのですが、それも奇麗に飛び、満足の行く最終ホールとなりました。
 
その後台北に戻り、よく行く林森北路の居酒屋「いいとも」を借り切っての表彰式です。
参加者の皆さんは大手企業で働く人たちで、誰もが喜ぶ景品を準備してくれていたのですが、僕は半年前に零細企業を立ち上げた人間で、誰もが喜ぶ景品等は準備できません。
そこで、僕は、半年前に台湾に遊びに来られた父の小学校時代の同級生(新橋の高級割烹「京味」の女将さん)からいただいた焼酎「森伊蔵」を差し入れました。 
「森伊蔵」はなかなか手に入らない貴重な焼酎ということで、「特別な時にいただこう!」と思っていたのですが、なかなかその「特別な時」というのがなく、半年間眠っていました。
コンペの数日前に父親とスカイプをしていた時に、「あの「森伊蔵」を差し入れすればいいじゃないか!」と言われ、僕自身も絶好の機会だと思い、そのような形で利用させていただきました。
「知っているけど、飲んだことはない!」という人がほとんどで、皆さんとても喜んでくれました。 
 
(左 → 表彰式には携帯マイクまで登場して、いつものように大盛り上がりとなりました!ちなみに、携帯マイクの線は50cm程しか延びません。笑
 右 → 噂の「森伊蔵」さんです。すごいタイミングで、その日から再び来台された「京味」の女将さんから今年二度目の「森伊蔵」をいただきました!)
 
コンペ二日目・11月17日(土)
朝、目を覚ますと、外は薄暗く、雨音が聞こえました。
これまでの1ヶ月間の猛練習や前日の緊張したゴルフコンペで僕の体は相当疲れ切っており、内心、勝手に「中止だ~!今日はゆっくりしよう!」と喜びました。
週末の雨は嫌いですが、その日の雨はまるで「恵みの雨」のようでした。
が、そんな甘くはありませんでした。雨天決行です...
前日の31度の晴天から一転、15度の大雨の振りしきる中でのプレイとなりました。
 
最悪な環境でのプレイとなりましたが、結果は前日よりも11程スコアを上げ、134で回ることができ、2日間にわたる初参加のゴルフコンペ「無名会」が無事終了しました。
 
(二日目を終え、ゴルフ場にて参加者全員で記念撮影)
 
一日目の朝の写真と同じような笑顔で終えることができて、本当によかったです!