2012年

市場調査で台湾人になりすまし(2012年11月10日)

先日台湾人の友人と食事をした後市内を歩いていた際、アンケート用紙を持つ市場調査のおばさんから声をかけられました。
 
おばさん :「喫煙者ですか?」
僕ら :「はい」
おばさん :「謝礼を渡すので、アンケートに答えてくれますか!?」
僕ら :「いいでですよ!」 
僕らは別々のおばさんからアンケートを受け、条件が合えば、近くのインタビュー会場に移動するという流れです。
 
アンケート開始から数分後、僕の中国語に違和感を感じた担当のおばさんが僕の顔をじっくり見て、「あなた台湾人じゃないでしょ!?」と。
「今回は台湾人じゃないとだめだから、ごめんなさいね!」と断られたのですが、おばさんの仲間で仕事を早く終わらせて帰りたい人がやってきて、「大丈夫よ!中国語わかるし、なんとかなるでしょ!?」と言われ、僕は近くにあるインタビュー会場に連れて行かれました。
具体的なことはまったく聞かされていなかったのですが、インタビュー会場に入る直前に、おばさんから「先に入っていった彼と友達とばれたらまずいから、目を合わせちゃだめよ!」など、いろいろ注意事項を告げられました。
 
会場は思った以上に厳かな感じでした。
先に会場に入っていた友達は、僕が条件が合わずに外で待機してるものと思っており、後からインタビュー会場に入ってきた僕を見て驚き、僕に声をかけようとしていましたが、僕はひたすらそっぽを向いて、なんとかおばさんからの注意事項を守り通しました。
 
そして、席に座り、インタビューが始まりました。 
僕の顔は一目で日本人とばれる顔のようで、多少心配していましたが、インタビュアーもコンピューターを見ながら機械的に質問をしてくれたので、全く気づいてないようでした。
   
簡単なものと聞かされて軽々しく受けてしまった市場調査ですが、思ったより面倒でした。
   
ヒヤヒヤドキドキの30分でしたが、なんとか無事にミッションは完了し、商品券を手渡され会場を後にしました。
商品券の金額をその場で確認するのは格好悪いので、軽くちら見し500元だと確認しました。
 
会場から少し離れた所で待っていた友達と再会をし、歩きながら、僕が「あれで500元なら、悪くないよなー!」と言ったところ、衝撃の事実が明らかになりました。
彼 :「50元(130円)だよ!」
僕 : 「え....?」
再度確認したところ、本当に「伍拾(50)」元でした。泣
(普段目にしない難しい漢数字だったので、読み間違えていました。笑)


東京ではこれまで何度か市場調査に参加したことがあります。
車の市場調査では、3時間20,000円の謝礼をいただいた調査もありましたし、30分程度の試飲インタビューでも2,000円くらいはいただいていました。
物価水準が違うとはいっても、30分間あんなにハラハラドキドキさせられて、50元(130円)はちょっと...ね!? 笑
  
まぁ、少なくても個人サイトでの日記のネタができたということでよしとします。